普通分娩か無痛分娩か迷う。体験レポ。それぞれのメリット、デメリット。

こんにちは。
3歳5歳の男の子を育児中のゆまとです。
現在は、小学校の養護教諭(保健室の先生)としてフルタイムで働いています。
私は、2017年に長男を普通分娩で出産。2019年に次男を計画無痛分娩で出産しました。
長男の出産時は、普通分娩で出産することに何の迷いもありませんでした(無痛分娩というものがあると知らなかった)。
しかし、普通分娩であまりにも多くの痛みを経験し、もう出産したくない!と思うほどつらかったです。
でも、2人目はほしいと考えていました。
友人が計画無痛分娩で出産していて、とてもよかったと言っていました。
計画無痛分娩とは、出産日を決め、前日に入院して翌日に出産するという方法の無痛分娩です。
無痛分娩ってなに?!ってところから始まりましたが、よくよく調べていくと、私にはメリットが多いことが分かり、2人目は無痛分娩で出産することに決めました。
結論を先にお伝えすると、
- どちらも経験して、無痛分娩は予想外の痛みがありましたが、無痛分娩を選択してよかったと思っています。
- もしも、3人目も出産することになったら、私は無痛分娩(計画無痛分娩)を選択します。
普通分娩無痛分娩で迷う時は、まずそれぞれのメリットやデメリットを理解した上で、自分がどうしたいかを考えることが大切です。
普通分娩か無痛分娩か迷う方のために、体験レポを交えて、それぞれの出産方法のメリット、デメリットをご紹介します。
普通分娩か無痛分娩か迷う。それぞれのメリット・デメリットとは?
普通分娩のメリット
- リスクが少ない
- 産院が多く、好みの産院を選ぶことができる
- 無痛分娩より費用が安い
- 自分の力で産んだ達成感がある
普通分娩でつらかったこと、デメリット
- 陣痛が長く、痛すぎる→トータル27時間
- 出産の時点で体力を使い果たしている
- 産後の体力が残っていない
- 会陰切開の傷が痛く、ドーナツクッションさえ座れない
- いきみ方が下手だったらしく、つらいのに先生に喝を入れられた(自分の力で産みなさい!って怒られた)
- いきみ方が弱かったので、助産師さんがお腹に乗り、強く押されながら出産した
- その影響で産後しばらく真っ直ぐに立てなかった
- 入院中のお祝いディナーやエステなどの癒しの時間が、身体や傷が痛く全く楽しめなかった
- 産後の回復が遅く、赤ちゃんのお世話がとてもつらかった
無痛分娩のメリット
- 全体的に痛みが少ない
- 出産時にお腹が空く、眠気があるなど精神的な余裕がある
- 産後に体力を温存しておける
無痛分娩でつらかったこと、デメリット
- バルーン(風船のようなもの)の処置が痛い(計画無痛分娩だったので、子宮口を開く必要がありました)
- 夜中のバルーンが痛い
- 夜中に陣痛のような痛みが定期的にあり、痛すぎて吐き気が止まらなかった
- 会陰切開した傷の抜糸(これが断トツで痛かった)
- 費用が高い
- 麻酔による副作用や後遺症が残る恐れがある
体験レポート
普通分娩
- 39週で出産
- 微弱陣痛から出産まで:27時間
夜中~翌日の夜の21時ごろまで
- 夜中にお腹を下すような腹痛から始め、目覚める
- だんだん生理痛のような腰痛が出始める。朝方まで、うとうとしながら過ごす
- それから、不定期に痛みの波が来るようになった
- 午前中から、定期的に痛み出したが、夜まで10分間隔くらいの陣痛が続いた
- 21時ごろに、流石に痛みが強くなり、病院に電話をしたが、あと2時間は生まれないから頑張れと言われ、ひたすら耐える
23時
- 「限界です」と連絡をしてやっと病院に行くことができる
- 限界だと思っていたけれど、まだ生まれないから廊下を歩くように言われる
- 限界で分娩台に座らせてもらい、陣痛に耐える
- もうこの辺りで、寝不足と痛みとの闘いで体力がなくなっていくことを感じる
朝方
- いざ、出産になった時、息み方がわからず、パニックを起こしそうになる
- 先生からも叱咤激励され、言われるがままに息むが、だめらしい
- 本音は、もう力が出なくて無理
- 助産師さんが私にまたがり、お腹を押す
- もう何がなんだか分からないけど、されるがまま
- 会陰切開の痛みも感じないくらい、色々と痛い
- 無事に産まれたが、私は朦朧
- 動けるわけもなく、写真だけは記録に残す
この後も、数日起き上がることがつらく、歩く時は、おばあさんの様に腰を曲げ、手すりを使いながらしか歩けないレベル。
それでも、時間になれば、赤ちゃんのオムツを交換し、授乳する。泣けば抱っこする。
こんなにつらいのか‥と絶望しました。
出産は幸せなことでキラキラしたイメージがありましたが、痛みのレベルと体力の消耗が想像を絶し、世の中の母たちはすごいと感じました。
無痛分娩
- 37週で計画的に出産
- 促進剤投与から6時間で出産
前日の夕方から入院
- お腹の張を確認(NSTする)
- 導尿する
- メトロ(バルーン)を入れる
- 夜中に陣痛のような激痛が定期的に起こる
- 朝までは、ひたすら耐える
7時30分
- 内診
- メトロ抜く
- 浣腸する
- 促進剤投与
- 子宮口3.4cm
9時00分
- 硬膜外麻酔のためのチューブ挿入
- 注射針が痛い
- 夫到着
11時00分
- 人口破水
- 子宮口6cm
- 痛くない!
12時00分
- お腹は張っている
- 痛くなくて感動
- お腹が空く、眠い
13時00分
- 張りがよくある
- 内診が全く痛くない
13時15分
- 子宮口全開
- 痛くない(普通分娩ならあり得ない)
13時30分
- 吸引分娩で出産
産後
- フラフラだったけれど、歩くことができた
- 夫は、信じられないと言っていた(普通分娩の時立てなかった)
まとめ
普通分娩と無痛分娩(計画無痛分娩)のメリット・デメリットを体験レポートを交えて紹介しました。
夫や家族の意見も大事ですが、産むのは自分です。
まずは、自分がどのようなお産にしたいのかイメージしてみてください。
普通分娩でもスピード出産の方もいれば、難産の方もいる。
出産には、個人差があります。
私は、普通分娩がつらかった経験があったから、2人目は無痛を選択しました。
初産でも無痛分娩を選択する友人もいました。
「痛みを経験してこそ出産」
と聞こえてきた事もありますが、価値観は人それぞれです。
どんなお産でもいいと思います。
大切なのは、ママの命と赤ちゃんの命です。
みなさんにとって、よいお産になりますように。
どなたかの参考になるとうれしいです。
読んでいただき、ありがとうございました♡