育休復帰する養護教諭はきついと思う理由。実際に復帰した私の本音とは?

育休復帰する養護教諭はきついと思う理由。実際に復帰した私の本音とは?

ゆまと
ゆまと

こんにちは。ゆまとです。

自己紹介
  • 小中養護教諭9年目(産休育休のぞく)
  • 小学校にフルタイム復帰して2年目
  • フルタイムに限界を感じ、退職を決意したところ
養護教諭にも、時短勤務制度や部分休業制度(例:30分遅く出勤、1時間早く退勤)はあります
しかし、私は、育休からフルタイムで復帰しました。
▼時短勤務や部分休業を使わなかった理由はこちらです。
復帰して2年目が終わろうとしています。
育休から復帰した生活は、仕事に育児がプラスされるので、大変ですよね。
朝も夜も、子どもの体調や機嫌に左右されるので疲労感増します。
私は想像していた以上に大変でした。
仕事は、複数配置じゃないし、単数配置だから気楽にやれるだろうと思っていました。
しかし、現実は甘くなかった。
私が2年間で感じた、育休復帰後の養護教諭はきつい理由を実体験を交えて紹介したいと思います。

 

 

 

これから復帰されるママさん。

 

とにかく、無理は禁物です

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なぜ、育休復帰後の養護教諭の仕事がきついと思うのか

1人で抱える仕事量ではない

そもそもの話になってしまいますが、ご存知の通り、養護教諭の仕事は膨大です。
コロナ禍になり、さらに感染予防対策に関する仕事が増えました。
私の学校では、児童が健康観察表(検温とか体調をチェックするもの)を毎日担任に出すことになっています。
健康観察表を忘れた人は、登校後保健室に来て、体調チェックと検温します。
忘れた人0なんて日はなく、毎日何人か来室します。
この仕事はコロナ前なかったですよね。
毎朝この仕事から始まります。

私は、朝子どもを保育園に送ってから出勤しているので8時10分ごろ出勤です。

 

そうすると、すでに保健室の前に行列ができているんですよね‥。

 

見かねて、管理職が手伝ってくださいます。

このシステムはあまり良くないので何かしら改善する予定です。

 

この健康観察表も、毎月作成・印刷は養護教諭がします。
印刷したくても、保健室を離れられず後回しになったり、日々の執務をこなしながらコロナ関連の仕事したりと、日々本当に忙しいです。
けが人が出れば、病院引率もしなければいけないし、保健関係って本当に幅広くなってきてきます。

教室へ行けない子がいれば、話を聞いたり、教室まで付き添ったりします。

1人で抱える仕事量ではない上に、育児も加わった生活
私は、実家に頼っていないので、夫婦で乗り切るしかありません。
ゆまと
ゆまと

これは無理だ…と思いました。

退勤時間が決まっている

出産前は、定時を過ぎても自由に時間が使え、残業当たり前の生活をしていました。
他の先生の方が帰りが遅く、自分の帰る時間はまだ早い方だとさえ思っていました。
教員生活の恐ろしい環境。
しかし、復帰してからは、保育園のお迎えがあります。
私の場合、1730分に学校を出なければ、子どもの寝かしつけの時間に色々間に合いません。
帰る時間が決まっていることは一見よさそうに見えますが、とても焦ります。
ゆまと
ゆまと

帰るまであと30分しかない!急がなきゃ。

焦るとミスをしてしまうので、余計に気が張ります。
本当は、先生たちと子どものことをもっと話したいけれど、情報交換する時間もありません。

今日もここまでしかできなかった‥と思いながら諦めて帰ることがほとんどです。

時短勤務制度があっても取りづらい

ゆまと
ゆまと

これはつらい。

制度があるのに、使いにくい。取りづらい。
「意味ないじゃん」と、何度思ったことでしょう。
代わりの養護教諭が見つからないからです
見つかったら制度を使うことができる?!
ゆまと
ゆまと

見つからなかったら?

私はここまで聞けませんが、内心思いますよね。
本当は自信もって聞いていいところですが。
養護教諭の非常勤講師(代わりに来れる人)は、簡単に見つからないそうです
産休の代わりに来てもらう養護教諭を探すのに苦労しているくらいなので、時短勤務を使いたい養護教諭の代わに来てくれる養護教諭はもっと見つからないのでしょう。
  • 時短勤務を取りたい。
  • 部分休業を取りたい(こちらはまだ取りやすい)

育休から復帰する人は、自然と考えることですよね。

 

制度が使いづらいとなると、仕事が続けていけるのか不安になります。

結局、私は退職を選んでしまいました。

部分休業使えたとして、残った仕事はどうするの?

部分休業を取る場合は、代わりの人は来てくれません。多分。

朝1時間遅くに出勤したり、帰り1時間早く退勤したりできる制度です。

 

最近では、部分休業を取られる先生が増えてきています。

時短勤務より使いやすい制度なんですかね?

 

内容を聞くと、部分休業ってよさそう!と思うのですが、残った仕事は誰がやるんですか?

ゆまと
ゆまと

おそらく自分ですよね。

 

残った仕事がなくなるわけでなく、誰ががやってくれるのではなく、ただ残っていく。

 

あと、宿泊行事は引率する?免除してもらえる?

 

自治体によっては、宿泊行事は看護師さんが引率してくれるところもあるみたいですね。

 

ゆまと
ゆまと

私は2年間、1泊2日の林間学校と修学旅行に引率しました。

 

我が子は、夜に母親がいないことが寂しく、不安がっていました。

夫が休みを取って、何とか子どもと過ごしてもらいましたが、やはり大変だったそうです。

実際に復帰した私の本音とは?

養護教諭にも時短勤務や部分休業を取りやすくしてほしい

きっと、育休から復帰しても養護教諭として長く働きたいと思っている方は多いと思います。

 

私もそうでした。

 

しかし、長く働きたいと思っていても、毎日の生活がしんどいと心が折れそうになります。

ゆまと
ゆまと

やっぱり続けるのは無理かも…。

 

部分休業を上手に使い、仕事のバランスをうまく取られている人もいるかもしれません。

 

  • 時短勤務
  • 部分休業
  • フルタイム

 

時短勤務じゃなくても大丈夫な人もいる思うので、復帰する際に選択肢があると嬉しいですね。

前例がないと言わないでほしい

ゆまと
ゆまと

養護教諭って養護教諭の勤務や研修の事など、

前例がないから分からないと管理職から言われませんか?

管理職は、一般の先生方が出世して管理職になることがほとんどです。

 

担任の事ならよく分かるけれど、養護教諭のこととなるとよく分からない。ということがよくあります。

 

  • 養護教諭の時短勤務?
  • 部分休業?

 

前例がないから、ちょっと分からない。

 

それでは困るし、なんだか寂しい気分になります。

人員を増やしてほしい

冒頭にコロナ禍の話をしましたが、年々、養護教諭が抱える仕事は増えています。

 

小学校の不登校も増えているし、不登校でなくても、教室に行けない子どもも増えてきています。

体調不良やけが人だけではありません。

 

 

ゆまと
ゆまと

すべて養護教諭が対応しなくてもいいのでは?

と思うケースもあります。

 

 

しかし、現状は人員不足で対応する人がいません。

 

予算が不足しているのかもしれませんが、現場はギリギリです。

もっと子どもたちに寄り添ってあげたいけれど、余裕がありません。

 

養護教諭の複数配置まで望んではいません。

 

しかし、

  • 来室の記録
  • 印刷
  • 書類チェック
  • 消耗品チェック
  • 石けんの補充、点検 など

 

サポートしてくれる人がいるだけで、養護教諭の負担はずいぶん違ってくると思います。

まとめ

産前までは、残業していれば解決できていた問題もありますが、そもそも無理があったのだと思います。

 

養護教諭は、児童生徒数によって仕事の量が変わってきます。

小規模校なら楽かと思えば、そうでもありません。

 

校務分掌が増えるなど小規模校ならではの大変さもあります。

 

やはり、仕事を精査しながらやっていくしかありませんが、これまでやってきた仕事(習慣)を辞める勇気、周りの理解も必要です。

 

増える一方では、苦しくなります。

 

現在、ICT化が進んでいるので、養護教諭界もICTの活用によって仕事が効率的になってほしいと思っています。

少しでも負担が軽くなってほしいです。

 

私は復帰してから無理が続いたのか、体調を崩す日が増え、自分の医療費が増えました。

 

これからの復帰されるママさんたちが、スモールステップで仕事に復帰できたらと願っています。

 

 

陰ながら、応援しております。

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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