【養護教諭ママ】小学校の初めての宿泊行事。生理の対策どうする?準備するものは?学校ではどんな話をしている?
こんにちは。
小学校の養護教諭として働くゆまとです。
3歳5歳の男の子育児中です。
コロナ禍になり4年目になりました。
小学校の宿泊行事は、再開する学校が増えてきました。
私の勤務する小学校は、
- 5年生は林間学校(県内)
- 6年生は修学旅行(県外)
に行きます。
感染状況によっては、
延期か縮小または中止になる可能性があります。
女の子の親は、
「はじめての生理がきたらどうしよう」
「生理が重なるかもしれない。大丈夫?」
と、心配はありませんか?
私も、養護教諭という立場上、
保護者から事前に相談を受けることが多くあります。
保護者のみなさんの不安を少しでも取り除けるように、
今回は、宿泊行事に向けて、
- 何を準備したらいいの?
- 学校ではどんな話がされている?
- 担任や養護教諭に伝えた方がいいことはある?
- 保護者の方にお願いしたいこと
を順に紹介したいと思います。
何を準備したらいいの?
まだ、生理を迎えていない子は、
- ナプキン(昼用)3枚くらい
- サニタリーショーツ1枚
- 服と下着の替え(万が一服が汚れた場合)
があれば十分です。
養護教諭は、多めにナプキンを準備して引率します。
困った時は、声をかけてくれればお助けできます。
下着は複数持っていない事があるので、数枚ある方が安心です。
生理を迎えている子は、
- ナプキン(昼用)6枚くらい
- ナプキン(夜用)1枚
- サニタリーショーツ2枚
- 服と下着の替え
があると安心です。
学校ではどんな話をしているの?
これまで、小学校は2校経験しましたが、
2校とも宿泊行事の前には、養護教諭から女の子を集めて事前指導をしています。
このご時世、「女の子だけ」というのも疑問ですが・・・
生理がきていないことを前提にお話ししています。
時間は、20分くらいです。
内容は、
- 生理って何だろう
- ナプキンの使い方を片付け方
- 当日の準備物
- お風呂はどうする?
こんな感じで、
困ったらいつでも助けるよ
と話しています。
生理ってなんだろう
小学校では、小学校学習指導要領により、
小学校4年生の「保健」で「育ちゆく体とわたし」という分野で、
- 初経、月経
- 精通、射精
を学習します。
まずは、その復習から簡単にします。
※小学校学習指導要領とは?
全国のどの地域で教育を受けても、一定の水準の教育を受けられるようにするため、文部科学省では、学校教育法等に基づき、各学校で教育課程(カリキュラム)を編成する際の基準を定めています。これを「学習指導要領」といいます。
(文部科学省HPより抜粋)https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/idea/1304372.htm
生理(月経)とは、
- 女の子の体は、思春期になると月に1回ほど卵子(命のもと)が卵巣から子宮へと運ばれる。
- 子宮では内側の膜が栄養を含んだ血液で厚くなる。
- その膜はしばらくするとはがれて、外に出される。
このような仕組みを生理(月経)と言います。
と、図を使いながら説明します。
この時、
月経から月経までの間かくは、およそ1か月ですが、一人ひとり違っています。
と「個人差」があることも強調しています。
宿泊行事には、生理の準備をしましょう。
生理になると、
- ナプキン
- サニタリーショーツ
- 上記を入れるポーチ
が必要であることを話します。
まだ、生理を迎えていない人も迎えている人も、
どちらも準備があると安心だと伝えています。
ナプキンの使い方
実際に、
- 下着
- ナプキン
を使用して、
子どもたちにつけ方や片付け方を説明します。
トイレのサニタリーボックスの使い方の話もします。
当日のお風呂はどうする?
養護教諭や女性の伝えやすい先生に伝えてくれれば、配慮できます。
- みんなの最後に入る
- 部屋のシャワーか施設のシャワーを借りる
ことができます。
遠慮なく言ってください!
と伝えています。
担任や養護教諭に伝えたいこと
私の学校では、事前に
宿泊行事前の健康調査票
を家庭に配付しています。
担任も養護教諭も目を通し、情報共有します。
そこに健康面で、
不安なことや配慮してほしいこと
を書いていただければ大丈夫です。
紙面で不安な時は、お電話ください。
保健室を直接訪ねていただいても大丈夫です。
保護者の方にお願いしたいこと
宿泊行事に参加するにあたって、
子どもたちが不安を抱えてしまってはつらいですよね。
- 体調が悪くなる場合は、常備薬をもたせる(学校は薬を持参できません)。
- 担任や養護教諭にはいつでも相談していいことを伝える。
- 生理で困り、先生たちにも言いづらい時は、まず友達に相談する。
を話してあげてください。
子どもたちの中には、自分から話をすることができない子もいます。
まずは、おうちで安心感を与えてあげてください。
私も、子どもたちの様子を細かく観察しながら引率するように気を付けています。
子どもたちが、楽しい思い出をつくれるように、
お互い支え合っていきましょう。
今年度、無事に宿泊行事を終えることができるように願っています。
読んでいただき、ありがとうございました♡