ワーママ養護教諭が休職するまで。心療内科の体験談。

ワーママ養護教諭が休職するまで。心療内科の体験談。

こんにちは。

小学校の養護教諭として働くゆまとです。

3歳5歳の男の子育児中のママです。

  • 育休復帰2年目で1か月「抑うつ状態」で休職しました。
  • 教員界は休職する人が多いのですが、まさか自分が休職するとは思ってもいませんでした。
  • 育休復帰後の生活が本当に忙しく、きつく、ついに仕事ができなくなりました。

 

育休復帰したワーママさん。

日々、本当にお疲れ様です。

ワーママしんどいですよね。わたしも、とてもしんどいです。

  • ワーママでつらい人
  • 育休復帰を控えている人
  • 心療内科を行くかどうか迷っている人

こんな人たちのお悩みを解決できる記事になっています。

 

少しでも、ワーママが心身健康に過ごせますように

 

育休復帰時の私たち家族(2021年)
  • 夫:会社員(完全週休二日制のため、GWもお盆も年末年始もありませんでした。今は転職。)
  • 私:小学校養護教諭(保健室の先生、カレンダー通りの休み)
  • 長男:4歳(年中)
  • 次男:2歳(2歳児クラス)

長男は、保育園行きたくないタイプ。

次男は、平気タイプ。たまに長男につられて、保育園行きたくないと言い出します。

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休職に至った原因5つ

①フルタイムで復帰が無謀だった

今思えば無理がありましたが、単数配置の小学生にフルタイムで異動させてもらえました。

勤務時間は、8時~17時30分(残業あり)

事務的な仕事が多い中、保健室を利用する児童も多く、思うように仕事が進まずどんどん仕事が溜まりました。

 

保健室登校の話も出始め、「もう私1人では抱えきれません!」となりました。

②復帰後の環境変化が負担になった

小学校を希望していたので、校種が、中学校→小学校へ変わりました。

学校を異動するだけでも大変なのに、

  • 地域が変わる(システムが違う)
  • 校種が変わる

大きな負担となってしまいました。

③中堅教諭資質向上研修の対象者になっていた(研修と課題が負担だった)

育休復帰後、勝手に中堅の立場になっていました。

育休期間等は除算するとあるのですが、私は復帰した年がちょうど対象者でした。

普段の仕事も終わっていないのに、

  • 研修への参加
  • レポート提出(計4回)
  • eラーニングを受ける

負担が大きく、自宅へ持ち帰り、寝かしつけ後に仕事していました。疲れているから、頭が働かず、効率悪く落ち込みました。

④原稿執筆の依頼が負担だった

地区の養護教諭の誰かが書かないといけないらしい原稿の依頼が、4月早々にきました。

人がおらず、回ってくる順番があるらしい。断れず、書きました。

校長、地区の主任養護教諭から指導を何度も受け、完成させました。

普段の仕事すら終わっていないのです…。

⑤病院受診が必要なけがが多く、病院引率が負担だった

学校でけがをした場合、特に首から上のけがは病院を受診します。

事務的な仕事も終わっていない、来室児童も多い、病院も引率する。

無理でした…。

⑥2年目の新年度の準備が過酷だった

小学校の新年度は配付物が多いです。

その中には保健関係も多く、養護教諭が準備します。

配付物の起案→修正→印刷(全校分)の繰り返し。

加えて、新年度の保健関係提案資料も準備。

各教室への救急セットの準備や健康観察版のファイルの新調、まだまだやることはたくさんありました。

 

①~⑥が積み重なり、疲労がたまり、ついに体も心も体調を崩しました。

心療内科へ行くことを決心

  • 「まだ頑張れるかもしれない」
  • 「これってよくあることなの?」

と思いましたが、心の病気でなくても専門医にみてもらい、「何でもないならそれでいい」と思い、受診を決めました。

心療内科を探す

ネットで検索して、できるだけ通院しやすい心療内科を探しました。

最近は、新しい心療内科が増えています。

人気ですぐに診てもらえないという話も聞きますが、私はすぐ予約が取れました。

しかも初診でもネット予約できて、電話しなくて済みました。

心療内科の雰囲気と初診の流れ

心療内科は、新しい医院(内科など)と同じようにキレイで、明るい雰囲気がありました。

待合室にはたくさんの患者さんがいらっしゃいました。

 

初診は、ヒアリングがあり、カウンセリング室で話を聞いてもらいました。

ここでは、正直に自分の気持ちや症状を話してください。

丁寧に聞いてもらえます。

その情報をもとに診察しました。

 

担当医からは、一度しっかりと仕事を離れて休んだ方がよいと言われました。

診断書を書いていただくことができ、翌日、管理職に提出しました。

管理職へ相談

実は、心療内科へ行く前に、けがの手当てが原因で保護者からのクレームがありました。

その際によく管理職と相談したり、話を聞いてもらっていて、

「今の仕事の量と、育児家事の両立がとてもしんどいです」と打ち明けていました。

それもあり、受診後はスムーズに管理職に相談できました

1か月の休職が決まる

休職中は、偏頭痛に苦しむことから始まりました。

緊張がゆるんだことが原因です。

脳神経外科で偏頭痛の薬を処方してもらい、通院続きでした。

日に日に、緊張が解け、リラックスできる日が増え、無事に1か月の休職を終えました。

復帰するまでにできたこと2つ

復帰する前に校長に細かく相談すべきだった

養護教諭は時短の選択が難しいと思い込んでいました。

相談していたら、何か変わっていたのかもしれません。

しかし、地区も校種も変わったので、相談しずらかったです。

 

友人養護教諭もみんなフルタイムで復帰していましたし、自分もできるものだと思っていました。

あと、時短を取ると、複数配置の学校に異動する可能性があるかもしれないと思い、辞めました。

 

複数配置は養護教諭が2人必要だから2人配置されるのであって、時短の人のための枠、再任用の方の枠と決まっているわけではありません。

お相手の養護教諭の負担が増えてしまうので、私は避けたかったです。

周りのサポートを増やしておく

夫婦で乗り越えられると思っていたけど、きつかったです。現在進行中。

 

夫は家事、育児に協力的ですが、帰宅時間が遅いため、お迎えは必然的に私になります。

 

そうなると、17時30分には退勤しなければいけません。

4月〜6月は全く仕事が終わりません。

 

持ち帰りできる仕事を持ち帰ったり、土日に夫にお願いして休日出勤したりして乗り越えました。

もし、

  • 夫も早く帰れる仕事だったら
  • 親が全面的にサポートしてくれたら
残業も可能です。

 

教員にもママはたくさんいますが、

  • 親のサポートがある人
  • 夫の帰宅が早い人
  • 時短を取っている人
がほとんどです。

中には、夫が激務でワンオペのママさんもいるかもしれません。しかし、ワンオペ×フルタイム教員はとてもきついと思います。

  • ファミサポ
  • 家事代行

を使って仕事を続けるのか、キャリアダウンするのか迷います。

まとめ

育休復帰は、とても緊張しますよね。

仕事貯金したい気持ちから、無理しがちになります。

子育て中でもあり、睡眠時間もまとめて取れないこともあります。

本当に身体がきついです。

でも、本当に無理は禁物です。ワーママになってうつを発症してしまう人は案外多いです。

時には、

  • 断る勇気
  • 休む勇気

が必要です。

お互い、心身共に健康に過ごしたいですね。

 

どなたかの参考になると嬉しいです。

読んでいただき、ありがとうございました♡

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