養護教諭の複数配置。きついこと10選。気を付けたいこと5選。異動のタイミングとは?
こんにちは。
小学校の養護教諭として働くゆまとです。
3歳5歳の男の子を育児中です。
過去に、複数配置の経験があります。
1000人を超える大規模小学校でした。
お二人の養護教諭と複数配置で働いた経験があります。どちらも先輩でした。
今思えば、大変な時期でした。
養護教諭の複数配置に関する情報は人気があるので、体験談をもとに深堀りしていきたいと思います。
私は、HSPなので(自己判断)HSP目線のきついと思ったことも紹介します。
案外、HSP気質なので複数配置で困っている方もいるのでは?と思っています。
養護教諭の複数配置。きついこと、気を付けたいこと、HSP養護教諭の体験談より。
HSP養護教諭が複数配置で苦手なこと、きついこと10選。
HSPとは、人一倍繊細な気質のある人です。
HSP養護教諭の苦手なこととは?
HSPは、社会人として当たり前にできる事でも苦手意識があり、とても疲れてしまいます。
例えば、
- 人に相談する
- 分からないことは聞く
- できないことは頼る
- 電話する
- 有休がほしい時になかなか言い出せない
- 思っていることを言えない
相談する前や聞く前に、色々考え過ぎてしまいます。
色々考えた結果、相談はもう少し後にしておこう。調べてから聞いてみよう。
となります。
電話では、
- 病院に電話
- 保護者に電話
- 学校教育課に電話
- 主任養護教諭に電話
どれもとても緊張します。
いちいち考え過ぎたり、緊張したりして困っています。
現在は、苦手を受け入れた上であまり先を考え過ぎないように気を付けています。
HSP養護教諭が複数配置できついこと10選。
- 保健室に常に2人っきりになる時間が多い
- 休憩も一緒
- 1人になれる時がない
- 帰る時間を自由に決められないこと
- 休みがほしい時に言い出しにくい
- 何をするにも気を遣う
- 何をするにも打合せが必要
- 相方の先生(もう1人の養護教諭)が機嫌悪そうにしていると、話しかけづらい
- 話しかけるタイミングを見計らいすぎて、相談が遅くなり、仕事も遅くなる
- 緊張状態が続くため、身体が凝り、肩こりや腰痛、偏頭痛が増える
複数配置で気を付けたいこと5選。
①新しい相方を迎える時は、今までのやり方を強要しない
先に赴任している養護教諭は、どうしても「このやり方でやってほしい」「やりたい」という気持ちがあるのですが、後任の養護教諭が経験者の場合は、あまり強要しない方がいいです。
後任の養護教諭にも、これまでの経験があり、こだわりがあるかもしれません。
はじめのやり方を間違えてしまうと、これからの関係性に響いてしまいます。
様子をみながら、執務を進めていくことをおすすめします。
②情報交換は適宜行う
私は、できる限り情報交換をしたかったのですが、先輩養護教諭は、黙々と執務をされました。
後から分かったことですが、ご家庭の事情があり、早く帰るために必死で仕事をされていたそうです。
何も知らなかったので、情報交換ができない事に不満を感じていました。
私のコミュニケーション力がなかったのかもしれませんが、あまりうまくいっていませんでした。
できることなら、情報交換をこまめにして保健室経営をしていきたいです。
③お互いを尊重し、価値観のすり合わせをする
どんな価値観で執務している知りたいです。
難しく考えず、どんなことを大切にされているのか分かっていると、自分も意識しながら執務できます。
相方を尊重したいので、価値観が同じでなくてもいいと思っています。
④異動する時は、後任の養護教諭のために引継ぎ資料を準備する
これは、自分がそうしてほしかったと思ったからです。
複数配置でどちらかが異動する時は、引継ぎ資料はありましたか?
私は資料が何もなかったので、忙しそうにする相方の先生に聞くしかありませんでした。
複数配置なので、細かな引継ぎ資料はなくてもいいので、自分が主でやっていた仕事を中心に引継ぎできるといいのでは?と思いました。
⑤相方や後任の養護教諭が困るような保健室経営はしない
これは、異動する毎に思うことなのですが、
「前の養護教諭はここまでやってくれた」
と言われるのがつらいです。
特に育休復帰したばかりの養護教諭はつらいです。
限られた時間の中でこなす仕事は、「やった方がいいこと」になかなか手が付けられません。
- 凝った掲示物
- 凝った資料、教材
- 何でも屋
これは、私の反省点です。
新任や若い頃は時間がたくさんあったため、とにかくオリジナルにしたり、養護教諭の仕事?と思われることもたくさんしていました。よかれと思って。
でも、私がいなかったり異動したりしたら、どうなるのでしょう。
残された相方や後任の先生が困ったりしないか?
という視点を忘れていました。やり過ぎもよくありません。
今の私の教訓です。
異動のタイミングはいつ?
複数配置でつらい場合、異動はいつできるのでしょうか?
これは、自治体によるのではっきりと言えないのですが、私は3年でした。
今思えば、3年がちょうどよかったです。
- 1年目→まずは慣れる(関係性が良くなくてもこんなものかと思う)
- 2年目→見通しが持てるので同じようにやってみる(だんだん複数配置がつらくなる)
- 3年目→1、2年目の反省を活かし、改善しながら仕事を進める(相方が代りました)
自治体によって、新任は5年、その他は最高10年と決められています。
「新任は複数配置校に3年」という自治体も聞いたことがあります。
体調を崩してしまうくらいつらい時は、すぐにでも管理職に相談しましょう。
無理に異動まで待つ必要はありません。心身の健康が第一です。
まとめ
養護教諭が2人必要なくらい、児童生徒数が多い大規模校。
たしかに、養護教諭が学校に2人いることはとても助かるのですが、養護教諭同士は結構悩んでいます。
私の同僚も何人か複数配置を経験していましたが、それぞれ悩んでいました。
せっかく養護教諭が2人いても、執務がやりにくい環境になってしまっては本末転倒ですよね。
どうにかしてこの複数配置が、よい働き方にならないか?日々考えます。
今のところ、複数配置に戻りたいと思えないのが私の現状の気持ちです。
養護教諭という仕事が好きなので、働きにくくなる環境は悲しいです。
どうしたら、複数配置でも働きたい!と思えるのか?
いい案が言語化できるようになったら紹介します。
全国の複数配置の養護教諭のみなさん。
陰ながら、応援しております!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました♡