養護教諭辞めたい。もったいない?引き止められる?決断してからのこと。

こんにちは。
元小学校養護教諭のゆまとです。
※追記:2023年3月に公立養護教諭を退職しました。
育休復帰から2年目の今、養護教諭を退職することを決断しました。
決断した理由は、細かく分けると6つです。
- 長男が情緒不安定で登園しぶりがある
- 来年小学校に入学する
- 自分のキャパを超えた
- 自分の苦手に気がついた(HSP気質)
- 時短や部分休業が使いにくい
- 偏頭痛が頻発していてつらい
何度も、辞めることはもったいないのではないか?と考えました。
大変なのは今だけではないのか?と。
きっと、悩んでいる人は私だけではないはず。
今後悩む人のために、私の体験が参考になればと思い、退職を決めるまでの過程をまとめました。
この記事では、以下の事が分かります。
- 養護教諭を辞めることはもったいないのか?
- 周囲からはもったいないと言われなかったか?
- 退職を決めたらいつ、誰に伝えたか?
- 引き止められる?
- 今後やるべきこと
- (余談)退職を決断する時に思ったこと
では、本題です。
養護教諭を辞めたい。もったいない?引き止められる?今後のこと。
養護教諭を辞めることは、もったいないのか
辞めたいと思った時に誰もが通る、養護教諭を辞めることはもったいないのか?という問題。
私は、辞める理由が明確な時は辞める選択をしていいと思います。
明確ではない時は、一度立ち止まってじっくり考えてください。
それからでも遅くはありません。
養護教諭を続けるメリットは、4つです。
- 収入が安定している
- クビにならない
- 福利厚生が充実している
- 社会的信用がある
まず、心身の不調がつらくて辞めたい人は、辞める前に療養休暇を視野に入れてはどうでしょうか?
いきなり退職を決めてしまうのはもったいないです。
病院に通院したり、管理職に相談したりしてしっかり身体を休めることも大切なことです。
私のように、フルタイムがつらいと思う人は、時短勤務や部分休業を選択することもできます。まずは管理職へ相談です。
校長に相談しにくい場合は、教頭や教務主任など、話しやすい人に一度相談してみるのもいいですね。
私は、時短勤務を取ると複数配置の学校に配置される可能性があることや、部分休業は早く帰ることはできても仕事が溜まっていく一方になるため、検討しませんでした。
複数配置で苦労した経験があるため、ストレスをこれ以上増やすことは避けたかったです。
▼複数配置の経験についてはこちらをどうぞ
私は、長男が小学校へ入学するタイミングと重なったため、辞めるなら今が一番いい時期だと思い決断しました。
年度途中で、やっぱり辞めておけばよかったとなっても遅いので早めの決断です。
辞めることについて、もったいないと言われたら?
辞めたいと思った時に、あなたならどうしますか?
- 自分だけで悩む
- 家族や友人に相談する
- 同僚や先輩に相談する
自分以外の人に相談した時、必ずと言っていいほど、もったいないと言われます。
公務員を辞めるのだから、もったいないと思いますよね。
私はまず、夫に相談しました。
夫は、私の大変さを知っていたし、夫も大変だと感じているので、もったいないとは言いませんでした。
できることなら、定年まで続けてほしかったと思います。
親は、もったいないと言うと思ったので、きちんと自分の気持ちを決めてから報告しようと思いました。
職場では、言うつもりはなかったのですが、たまたま話した先輩に辞めたいと言ったことがありました。
先輩は、やはりもったいないと言いました。
まだ辞めると決めていなかったので、もったいないよな‥と自分でも思い、私の考えはブレブレでした。
自分の考えが定まっていない時は、安易に周囲に辞めたいと言わない方がいいと思いました。
ブレる一方で、自分が本当にどうしたいのか分からなくなってしまいます。
夫と何度も話し合い、自分がこれからどうしていきたいのかじっくり考えました。
やはり小学生になる長男のフォローをしたいし、家族との時間を増やしたいと思いました。
決断すると不思議と、自分の考えがブレることがなくなり、とてもすっきりとした気分になりました。
今後、職場では、内示が出るまで同僚には言う予定はありません。
何が起こるか分かりませんし、広まっても大変です。
退職を決めたら、いつ、どのように伝えればよいのか。時期や伝え方。
9月の下旬から10月上旬にかけて、校長から出される人事面談で使う調査票が配られます。
そこには、来年度の希望や子どもの入学式、卒業式(ある場合だけ)の予定などを書きます。
書類に内容は書いてあるので、書いてある通りに進めていけば大丈夫です。
そこに「退職予定」とあります。
私は、そこで初めて〇をつけ、校長へ提出しました。
退職願を自分で作成して、提出する必要はありません。
- 年度末に退職する場合は、9月下旬から10月上旬
- 年度途中に退職する場合は、できるだけ早め(1か月前までには)
- 「お話ししたいことがあるのですが、お時間よろしいでしょうか。」
- 「ご相談していことがあります。」
引き止めはあったか?
引き止めは少しありました。
しかし、想像していたよりあっさり受理されました。
「本当にいいんだよね?」という感じでした。
おそらく、私は体調を崩して1か月ほど病休を取っていたので、無理させられないと思っていただいたのかもしれません。
▼1か月の休職体験はこちらをどうぞ
校長面談の時に、自分の気持ちに少しでも迷いがあると、引き止められた時に情に流されてしまう可能性あります。注意が必要です。
校長面談があるまでには、自分の気持ちは決めておいた方がいいです。
伝え方は(私の場合)、
- しばらくは育児に重点をおいた生活をしたい
- 養護教諭と育児の両立は体力的にも精神的にもしんどい
- 長男が情緒不安定で、小学校へ入学した時のサポートをしたい
校長からは、
「またいつか、戻りたくなったら戻ってきてね。」
と言っていただきました。
伝えた後は何をすればいいのか?
手続きは、事務員さんから話があるまで何もないです。
自分にできることは、
- 校務分掌の引継ぎ資料を作成
- 身の回りの片付けをこっそりと計画的に行う
- 転職する人は、転職でやるべきこと進める
- 今後夫の扶養に入るのか、どうするのか考えておく
- 保育園が継続できるのか退園になるのか、調べておく(子持ちの場合)
(余談)退職を決める時に思ったこと。
自分は、漠然と定年まで働くつもりでいました。
正直、育休からの復帰がこんなにもきつくなると思ってもいませんでした。
まさか、自分が退職を選ぶとは・・・です。
いざ、退職を決める時に、なぜか
- 「人生が終わってしまうのではないか」
- 「とんでもないことをやらかしているのではないか」
くらいな大袈裟な気持ちでした。
笑っちゃいますよね。
それくらい、私にとっては「退職」が大きな決断でした。
でも、教員ではない友人や夫も転職を経験していますし、社会全体で考えたら「転職」「退職」はよくあることですよね。
新たなスタートだと思って、前向きにいきます。
今後の手続きや、保育園の退園問題が解決したらまた、記事に書いていきたいと思っています。
まずは、年度末まで仕事をやり抜きたいと思います。
みなさんが、後悔のない選択ができますように願っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました♡