養護教諭ママが実践している、HSC気質の5歳の我が子への接し方・対処法

こんにちは。
小学校で、養護教諭として働くゆまとです。
我が家の長男は、年長の5歳です(早生まれ)。
私の自己判断ですが、おそらく長男はHSC気質の持ち主です。
※ HSCとは、ハイリー・センシティブ・チャイルドの略で、アメリカの心理学者「エイレン・N・アーロン氏」が提唱した言葉で「人一倍敏感な子」であり、「感覚や人の気持ちに敏感で傷つきやすい子」と定義しています。
HSCとは、病気ではなく「生まれ持ったその子の気質」です。
- HSCの子にどのように接したらよいのだろう。
- 日頃からHSCの子への関りで意識できる事は何だろう。
と、悩んでいるママさんパパさんに向けて書いています。
私は心理系の専門家ではないため、専門的な知識が抜けていることがあるかもしれません。
子持ち養護教諭の目線で書いています。
あらかじめ、ご了承ください。
HSC気質の子をもつママさんパパさん、日々お疲れ様です。
いきなりですが、
大人に心の余裕がない時、HSC気質の子の対応に
- イライラする
- めんどくさい
- 育てにくい
と思った事ありませんか?
私は、長男に対して思ったことが多々あります。
出産後から、様々苦労し、精神的につらかった時もありました。
そして、自分が冷静になった時に反省します。
なぜ、そう思ってしまうのか考えたところ、
親として
しつけができていないのではないか?
とか
親の基準で、
この年齢なら
できて当たり前。
と思うから
じゃないでしょうか。
我が家の長男を例にすると、
- もう年長なのに、小さなけがをしたくらいでとても痛がる、ひどいと泣き叫ぶ。
- 未だに寝起きに、ひどく癇癪を起こす。
- とても心配性で、挑戦ができない。
- 習い事がすべて「行きたくない」になる。
- 保育園がいつまでも「行きたくない」。
わたしの言葉に、
- 「もう」
- 「なのに」
- 「くらいで」
- 「未だに」
が入っていることにお気づきですか?私の思考のクセです。
私の基準で、長男を子育てしていることが分かります。
でも、長男からすると、
なんで分かってくれないの!
だと思います。
HSC気質は「親の育て方が間違っている」ことが原因ではありません。
これが分かった時に、ホッとしました。
生まれ持った気質なのです!
今回は、我が家の長男への日々の接し方や対処法を紹介します。
HSC気質の子への接し方・対処法
ケース①けがをして、とても痛がる&泣く
それは大袈裟だろう・・・と親が思うケースが多々あります。
親なら「強くなってもらいたい」と思いますよね。
NG→「そんなことくらいで泣かないの!我慢しなさい。」
この接し方は、我が家では悪化する一方です。
夫がイライラするとこうなりますが、火に油状態。
OK→「痛かったよね。大丈夫?」落ち着くまで待つ。
やってられるか!と言われそうですか、一番早く終わる方法です。
ケース②原因不明でとにかくグズグズしている
出かける前に、このモードになると大変です。
親の心の中は「早く出発したい」です。
NG→「グズグズしてるならお留守番だよ!」「早く泣き止んで」
親は、何でグズグズしているか分からないし、早く出発したい。
だんだんイライラして上記の言葉を言ってしまいます。
我が家は、悪化します。
「泣き止めない!」とさらに怒って泣く!悪循環。
OK→とにかく待つ
イライラしても「待つ」。
落ち着いてきたら、後から「何がいやだったの?」と聞いてみる。
落ち着いてくると教えてくれる時もあります。
「待つ」って簡単なようで、
めちゃくちゃ難しいです。
ケース③保育園行きたくない
年少の時からこんな具合です。
何が嫌か聞くと、日によって言う事が違ったり、特定の何かが嫌な時があったりしています。
言い表せない「何かが嫌」があるのだと思います。
NG→「みんな行ってるから行こうよ!」
「みんなができているから」と使いがちなのですが、みんなができていても自分の子ができるとは限らないのです。
OK→「行きたくないんだね。どうしたい?」
親が忙しい時は、こんなことやってられない!となると思います。
しかし、できるだけ我が子が「どうしたいのか」を聞いてあげてください。
「休みたい」と言うことも多いと思います。
でも、親は仕事に行かなければならないですよね。
一緒に休めるなら、休むことも選択肢の一つとして私はありだと思います。
休むことが無理な時は、正直に無理な理由を説明して、帰ってからたっぷり褒めてください。
年長になった今では、「行きたいくないけれど、行かなけれないけない」と理解しています。
そのため、帰ってきてからの楽しみや週末の楽しみを一緒に考えて、しっかり付き合うようにしています。
ケース④寝起き後の癇癪
寝起きと言っても、朝は何も問題ありません。
お昼寝後の寝起きです。
未だに、お昼寝後の寝起きは癇癪を起します。
理由は分かりません。
これは0歳の頃からあり、私の精神的につらかったことの一つです。
しかも、夫では対応不可能なのです。
私でも癇癪は起こしますが、夫が相手だと加速します。
NG→寝てしまう環境を作る
公園やテーマパークで遊んだ後の車の中は要注意です。
疲れているから寝ますよね。
我が家の長男は、体力があまりないので、車はそっとしておくと寝てしまいます。
OK→寝かせない
なんとしてでも昼寝をさせたくない!
癇癪は、何度経験してもつらいです。
できることなら回避したいので、
休みの日は、昼寝しないようなスケジュールを夫と組みます。
車の中で寝てしまいそうな時は、親が横に座って頑張って起こしておきます。
それでも寝てしまう時は、寄り道をして帰ります。
スーパーや飲食店などです。
癇癪が弱まり、だんだん目が覚めて普段通りになります。
家は安心できる環境にする
刺激の多い外では、気を張り詰めているHSC気質の子。
家に帰ってくる時には、どっと疲れていると思います。
好きなおもちゃやお気に入りの布団でゆっくりできるようにします。
我が家は、ソファーがないので(捨てました)、
無印良品のだめになるクッションと、薄いマットレスを敷きゴロゴロできるスペースを確保しています。
自己肯定感を育てる
自己肯定感が低いと感じているわけではないのですが、心配性なので自信をもたせたいです。
我が子のいいところはたくさんありますよね?
それを「言葉で伝える」ことです。
▼参考にしてください。
HSC気質に寄り添っていく
HSC気質を治そうと思わなくていいと思います。
我が子の強みを観察して、
強みを伸ばせるような環境にしていくのが一番だと思います。
親がHSCを理解して、寄り添うことが大切です。
世の中には、HSCという気質がある子に対して厳しい目を持っている人もいます。
人は人です。
親が一番の理解者であってほしいと思います。
私も、そうでありたいなと思います。
まとめ
いかがでしたか。参考になることがあると嬉しいです。
私もまだ子育て真っ只中です。
長男がどのように成長していくのか分かりません。
でも、できることはしてあげたいのが親の思いですよね。
養護教諭として、HSC気質の子どもに関わることもあります。
発言や接し方に注意しながら過ごしています。
それでも時には焦ってしまい、対応を間違えてしまうことがあります。
親でも関わり方を焦る事、間違えることありますよね。
そんな時は、今までに効果のあった関わり方を思い出してみてください。
きっと、ヒントがあると思います。
お互い、子どものために頑張りましょう。
読んでいただき、ありがとうございました♡