養護教諭の仕事はきつい。現役養護教諭(HSP)の失敗談と学んだこと。
こんにちは。
養護教諭9年目となった「ゆまと」です。3歳5歳の兄弟を育児中のママでもあります。
産休育休を挟んでいるので、気づいたら立場は「中堅養護教諭」になってしまいました。
現在は、小学校で働いています。中学校の経験もあります。
今回は、若手の頃に経験した失敗談をお話ししたいと思います。
一人職である立場上、
- 他の養護教諭の失敗談って気になりませんか?
- 失敗談から自分が日々気を付けられること発見できそうじゃないですか?
よければ、
私の失敗談を参考に
できることは予防していきましょう!
お恥ずかしいですが、4つ紹介します。
若かりし頃の4つの失敗談と学んだこと
①先輩先生を激怒させた日本スポーツ振興センター手続き。
中学校で働いていた夏休み中の時のことです。
ある保護者が、顧問の先生を訪ねて職員室に来られました。
顧問不在で、私がたまたま対応しました。
「部活動中にけがをしたので、日本スポーツ振興センターの手続きがしたい。」とのことでした。
私が養護教諭だと知り、「手続きするための書類がほしい」。とおっしゃられたので、簡単に手続きの説明をして書類一式お渡ししました。
これが失敗です。
どの辺が失敗かお分かりですか?
「私(養護教諭)が、顧問を通さず、手続きの書類を勝手に渡したこと。」
です。
後から、顧問の先生にめちゃくちゃ怒られました。
怒って保健室に来られ、1時間くらいは怒られたかな。
その後、職員室でも同じような内容で怒られました。
相当怒ってらっしゃいました。
顧問の先生は、部活動を熱心にされていました。部活のことで、勝手に事が進められていたことに納得いかなかったようです。
今でもこの失敗は、トラウマです。
HSP気質も発揮して、それ以降、その先生に関わることが怖くて怖くてしかたありませんでした。
①学んだこと
どんなことでも、担任や顧問を通してから行う。
よかれと思ってやってしまいましたが、それがよくなかったです。まずは、報連相を大事にすべきでした。
②心電図検査会場が授業で使われている!
これも中学校で働いていた頃の話です。
その時の学校は、心電図検査を特別教室で行っていました。特別教室を使う理由は、保健室が健診を行うためには使いにくい位置だったからだと思います。
事前に、特別教室の予約はしておいたのですが、当日は連絡していませんでした。
会場準備をしようと思ったら、
「授業で使っていた!」
これはまずいぞ・・・・と焦りました。
本当に申し訳なかったのですが、担当の先生に事情をお話ししたところ、場所を移っていただけました。
「本当に申し訳ございません!」という気持ちでいっぱいでした。
無事に心電図検査は行うことができました。
なぜ、担当の先生に直接声をかけなかったんだろうと反省しました。
②学んだこと
特別教室を借りる時は、予約だけでなく、授業で使う先生にも口頭でお願いしておくこと。
できれば、前日や当日も声をかけておくと自分の安心につながります。
③歯科検診に歯科医さんがダブルブッキング。
これも中学校で働いていた時の話です。
当時の学校は、2名の歯科医さんがいました。2日間に分けてお一人ずつ担当していただいていました。
前日に、歯科医さんに電話するのを忘れてしまい帰宅してしまいました。
いつもは前日に、「明日の健診、お願いいたします。」と電話を入れていたのですが、この日は忘れてしまったのです。
すると当日、
お二人の歯科医さんが来校されてしまいました。
ダブルブッキングです。
一瞬私の頭の中は、
「???」でいっぱいでした。
すぐに、とんでもないことをしてしまったと理解し、
深々と謝罪しました。
管理職からも謝罪していただきました。
幸いにもお優しい歯科医さんだったので、怒らずに帰って行かれましたが、お休みの日に本当に申し訳ないと思い一人反省会(HSP発揮)を何度もしました。
これには裏話があり、
私が前日帰ってしまった後に、お一人の歯科医さんから学校にお電話があったそうです。
「明日は歯科検診ですよね?」と。
その歯科医さんは、明日ではなく別日が担当でした。
電話を取られた事務の方は、職員室の予定が書かれた黒板を確認して「歯科検診」があると分かり、「あります」と答えてくださったそうです。
ここでも失敗なのですが、職員に周知する予定は健診名(歯科検診)だけしか書いておらず、担当の先生の名前までも書いてもらっていませんでした。
書いてあれば、防ぐことができました。
これ以降は、担当医が2人いらっしゃる時は、〇〇先生と書いていただくようにしました。
養護教諭の私は理解していても、他の先生方はどの先生が担当するかなど分からないですもんね。
養護教諭不在時の対応も、大切にしなければなりません。
一人職の怖さを感じました。
③学んだこと
健診関係は、医師の名前まで分かるように予定表や計画表に載せてもらう。
前日の確認の電話を忘れないこと。
他の職員と情報の共有をしておくこと。
④学校医(内科)の先生を怒らせてしまった。
これも中学校で働いていた時の話です。
当時は、夏の大会前に臨時の健康診断がありました。
中学生は部活動で大会が何度かあります。
大会に参加する生徒には、大会前の健康状態の確認をするために臨時の健康診断を行っていました。
実施の有無は、自治体によると思います。
事前の問診票に心配事の記載がある生徒を抽出して、行います。
毎回、20人もいないのですぐに終わってしまう健康診断です。
その臨時の健康診断時に、体調に心配のある別の(運動部ではない)生徒の相談をしました。
私としては、本校の生徒の相談だから問題ないと解釈していたのですが、違っていました。
普段からお忙しい先生なので、すぐにお帰りになりたかったのか、
「今回の臨時の健康診断に該当しない生徒を診てほしいとはどういうことか?」
とお𠮟りを受けました。
「相談された以上は心配だから、今後の生徒の様子(体調がよくなったか)の経過をFAXしてほしい。」とおっしゃられ、帰られました。
管理職に事情を説明し、先生に謝罪していただきました。
④学んだこと
それ以降は、「臨時の健康診断」なら「該当する生徒だけをみていただく」ことにしました。
関係性ができてきたら、別の相談もしやすいかもしれません。関係を築くまでが重要ですね。
特に初任の年や異動した年は、緊張の連続です。
学校医の先生方と関わることは、養護教諭として必須です。よりよい関係性が築けるといいですね。
ちなみに今の小学校の学校医の先生とは関係良好です。
まとめ
書いていて思ったのですが、失敗談はすべて中学校でしたね。
実は、初めての中学校勤務でかつ、初めての養護教諭単数配置でした。その前は、大規模小学校で養護教諭複数配置として働いていました。
このような失敗談を考えると、複数配置で相方の先生にたくさんフォローしてもらっていたことに気づきます。そこは、複数配置のメリットです。
失敗ばかりしていてはいけませんが、失敗から学んだこともたくさんあります。
お互い、頑張りましょう!
読んでいただき、ありがとうございました♡